核と人類は共存できないー核絶対否定への歩み

「核と人類は共存できないー核絶対否定への歩み」   森瀧市郎 著

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核社会をするどく告発する足跡

 核の時代を開いたヒロシマ・ナくさまざまな課題を問い平和を求める大きな思想と運動になった。「核」からの脱却が切に求められている。いまこの時にこそ森瀧市郎(初代原水禁議長)の理念「核絶対否定」「核と人類は共存出来ない」に再び光をあてる。ガサキーービキニ事件・JCO臨界事故そして福島原発事故と5度にわたる核の惨禍に見舞われた。

 戦後最大の国民運動の原水爆禁止運動は、核兵器廃絶や被害者への援護の運動にとどまらず、「核」を取り巻くさまざまな課題を問い平和を求める大きな思想と運動になった。「核」からの脱却が切に求められている。いまこの時にこそ森瀧市郎(初代原水禁議長)の理念「核絶対否定」「核と人類は共存出来ない」に再び光をあてる。

 

世界核被害者フォーラム・第4回プレ企画 今中哲二講演・シンポジウム

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150806hanwa(PDFリンク)

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2015世界核被害者フォーラム・第4回プレ企画

<シンポジウム>

8・6ヒロシマ国際対話集会―反核の夕べ

世界核被害者フォーラムで何を目指すか

-核被害の原点から-

 

広島・長崎被爆70周年の夏、ウラン採掘、核兵器、原発、劣化ウラン兵器など核利用のサイクルによりもたらされている非人道的被害の原点から、あらためて「核と人類は共存できない」ことを確認しましょう。安倍政権は、福島の核災害に蓋をし、原発の再稼働・海外への原発輸出、核兵器保有の意図をも持つ使用済み核燃料再処理によるプルトニウム備蓄などの核利用サイクル政策を推進しています。

核利用のサイクルの過程で引き起こされている世界各地の甚大な核被害の根っ子を断ち切るべく国際的な連帯のネットワークを築くため、広島・長崎被爆70周年の今年11月に「核のない未来を!世界核被害者フォーラム」を開催します。本シンポジウムでは、目前に迫った世界核被害者フォーラムで何を獲得すべきか、今焦点の課題は何か、現実の厳しく厚い壁に立ち向かい得る叡智と力を探りましょう。

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日時:8月6日(木)15:00-18:30

場所:広島市まちづくり市民交流プラザ 6F・マルチメディアスタジオ

資料代700円(学生無料)

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プログラム

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開会挨拶:朝長 万左男 共同代表

(核兵器廃絶地球市民長崎集会実行委員長)

講師紹介:青木 克明 共同代表

(HANWA共同代表)

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基調講演

今中 哲二 さん

(京都大原子炉実験所助教)

『広島・長崎、チェルノブイリ、福島の被曝調査から

:科学の限界と研究者の役割』

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質疑  休憩

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パネルディスカッション

▼コーディネーター導入:森瀧春子事務局長(HANWA共同代表)

▼日野彰さん  福島県教職員組合・原発災害対策担当執行委員

「原発事故災害による教育現場の実態」

 

▼へイユイヌ・ル・カイユさん

ローランド・オルダムさん

(ポリネシア仏核実験被害者団体  ムルロワ・エト・タトゥー)

「核兵器廃絶の闘い・太平洋仏核実験による環境・生活基盤の破壊の状況」

 

▼本田歩さん

(2014高校生平和大使) (福島高専4年生)

「原発核災害に立ち向かう福島の若者の訴え」

 

▼アンエリス・ルアレンさん カリフォルニア大学 助教授

「先住民族と地球の輪:「核」がもたらす被害」

 

質疑討論

コーディネータ― まとめ

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閉会挨拶 嘉指 信雄 共同代表

(ICBUW-Japan代表)

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主催

:世界核被害者フォーラム実行委員会

:核兵器廃絶をめざすヒロシマの会(HANWA)

:ICBUW-Japan (ウラン兵器禁止を求める国際連合・日本)

連絡先:090-9064-4705(森瀧)

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8月6日開催しました。

DSCN4828●●会場全景

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朝永万左男さん挨拶

 

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青木克明共同代表挨拶

DSCN4976●●今中哲二さん

今中 哲二さん 講演

 

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DSCN4876●●日野彰さん

日野 彰さん

DSCN4916●●本田歩さん

本田 歩さん

DSCN4887●●ヘイユイヌ・ル・カイユさん

ヘイヌイユ・ル・カイユさん

DSCN4901●●ローランド・オルダムさんポリネシア仏核実験被害者団体ムルロワ・エト・タトゥー

ローランド・オルダムさん

DSCN4964●●アンエリス・ルアレンさんカリフォルニア大学助教授

アンエリス・ルアレンさん

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コーディネーター 森瀧 春子 事務局長(座席左端)

 

 

 

世界核被害者フオーラム第3回プレ企画 浦田賢治講演会

核被害者フォーラム 第3回プレ企画(PDF)

核被害者フォーラム 第3回プレ企画

 

 

世界核被害者フオーラム第3回プレ企画 浦田賢治講演会

   日時:2015年5月23日(日) 13:30-15:30

会場:広島市中区地域福祉センター(大手町平和ビル内)

  講演:浦田賢治さん (早稲田大学名誉教授)

講演テーマ: <戦後 70 年、ヒロシマ・ナガサキを捉え直す

――「グローバル・ヒバクシャ」の視点から読む国際法と日本国憲法 >

主催:世界核被害者フオーラム実行委員会

:核兵器廃絶をめざすヒロシマの会

参加費:500円(学生無料)

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5月23日開催されました。

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世界核被害者フォーラム第2回プレ企画 小出裕章講演会

2015世界核被害者フォーラム・プレ企画

講師:小出裕章さん(京都大学原子炉実験所助教)

福島原発事故から4年

~核による非人道的被害を問う~

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日時:2015年3月8日(日) 午後1時半から4時半(開場午後1時)

場所:世界平和記念聖堂 (広島市中区幟町4)
参加費:500円

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3月8日開催されました。

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広島・長崎被爆70周年「核のない未来を!世界核被害者フォーラム」

広島・長崎被爆70周年
「核のない未来を! 世界核被害者フォーラム」

 

世界核被害者フォーラム(PDF  Japanese version)

 

開催にあたってご協力・ご賛同のお願い


 

2015年、広島・長崎被爆70周年を迎えるにあたって、次のような趣旨・要項で「世界核被害者フォーラム」を広島の地で開催します。
実りある実現のため、日夜、核のない未来を目指して種々の活動を進めておられる皆さまの結集とご協力をお願い申し上げます。 


行事名:

広島・長崎被爆70周年「核のない未来を!世界核被害者フォーラム」
日 時:2015年 11月21日(土)―11月23日(月祝)3日間


パートⅠ

10月10日(土) 原爆被害者特別セッション
会 場:広島国際会議場ヒマワリ、広島市まちづくり市民交流プラザ
主 催:世界核被害者フォーラム実行委員会(長崎・広島の反核平和団体で構成)


今や核による被害は、地球全体に広がり、深刻な事態を生み出しています。
2015年、広島・長崎は米国の原爆投下から70年を迎えるが、人類が滅亡の危機に直面する核時代の始まりの悲劇は未だ癒えず、地獄の惨禍をくぐり抜け生き延びてきた被爆者は、放射能の影響に今も苦しんでいます。この間、核を握る核権力によって、放射能による健康への影響の事実は矮小化され、あるいは隠蔽されてきました。被爆者は今なお原爆症認定訴訟を起こさねばならないし、多くの「黒い雨」被害者は国から見捨てられています。
1954年、アメリカのビキニ水爆実験で再び核の犠牲者を出した日本は、2011年3月11日の東日本大震災で起きた福島原発事故で破滅的な核災害に襲われました。福島をはじめ東日本の膨大な市民が生きる権利と生活を奪われ取り返しのつかない状況が生み出されています。
核利用のサイクルはウラン採掘に始まり、精錬、核兵器・核燃料製造、核実験、核兵器使用、原発稼働、原発事故、使用済み核燃料の再処理、核廃棄物の保管・処分、劣化ウラン兵器使用など、あらゆる段階で放射能による広範な環境汚染と人体への深刻な影響をもたらしてきました。
2千回を超える各地での核実験は世界中に放射能汚染を広げ、実験場周辺だけでなく広い範囲の住民の命と健康、暮らしを奪い取ってきています。
世界の400基を超える原発では、通常時でも働く労働者が被曝を余儀なくされています。チェルノブイリ事故、福島原発事故では膨大な量の放射能が放出され、数十万人の人々の命と健康、暮らし、ふるさとを奪い、地球規模で環境を汚染してしまいました。
ウラン鉱山では採掘労働者だけでなくウラン鉱滓、精錬廃液などの放射性廃棄物による環境汚染で周辺の住民は、がん、白血病などに苦しみ、子どもたちには先天性障害が多発しています。
核兵器や核燃料用ウランの濃縮過程で出る放射性廃棄物=劣化ウランの一部は兵器として湾岸戦争以来、バルカン紛争、ソマリア攻撃、イラク戦争などで大量に使用され、放射能による広範な環境汚染と人体への深刻な影響をもたらしてきました。
核の利用が、軍事利用であれ、商業利用であれ、深刻な放射能被害をもたらし、地球を破滅に向かわせるものであることは、引き起こされている現実が明らかにしています。たとえば、インドのウラン鉱山採掘現場、劣化ウラン弾を撃ち込まれたイラクの現場、ネバダ核実験場の風下住民の現場、そして原発大事故により失われた福島の人々の生活、健康、自然、いつもそこに見られるのは、一握りの権力者、資本の利益のためにいわれもなく理不尽に踏みにじられる民衆の犠牲です。
核兵器も、劣化ウラン兵器も原発も人間の生きる権利を根底から破壊してきました。核利用の過程で不可避的に出る放射性廃棄物、特に原発の使用済み核燃料やその再処理で出る高レベル放射性廃棄物は、処分方法も廃棄場所も全く見通しのつかない状態で人類の未来を脅かしています。
私たちは、広島、長崎被爆70周年に当たり、核利用がもたらした非人間的な核災害の原点・ヒロシマで「核と人類は共存できない」という核絶対否定の理念を掲げ、核兵器を廃絶し核利用を根絶するために世界核被害者フォーラムを開催しようとしています。また、3度目の核兵器使用を食い止めるための大きな力となった原爆被爆者の行動を確認し、原爆被害の実相を次世代へ継承するメッセージ付託の場をつくります。
フォーラムでは、表裏一体で進められる核の軍事利用と商業利用の核サイクルの過程で生じる放射線被害のさまざまな実態を明らかにし、被害者の救済を図る補償の国際的規範と体制を国際的連帯のもとにつくりたいと思います。
また、世界のヒバクシャが連携し、核被害をこれ以上ふやさないため、核被害情報センターを設置し、核利用サイクルを断つための国際的ネットワークを作る基礎を固める場とします。
フォーラムの宣言としてヒロシマから「世界放射線被害者人権憲章」を世界に発し、国連人権委員会、国際赤十字、国際NGOなど国際社会への働きかけをしていきます。
世界のヒバクシャは核被害の根絶のために連帯しましょう。

続きを読む 広島・長崎被爆70周年「核のない未来を!世界核被害者フォーラム」